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大人も楽しい! 造幣局(さいたま支局)の工場見学

 今年は、気象観測史上最高に暑い夏であった。だが、秋は駆け足で通り過ぎ、冬らしくなった。
 11月30日(昼間は暑かった)に、埼玉から高橋会長以下19名、県外から森支部長以下5名、総勢24名はJRさいたま新都心駅改札口10時に集結した。
 先導者の合図で一行は、大名行列の様に「下に下に」と歩いていると、デカデカと「造幣局」と書かれた新しい建物が近づいて来た。12分間の道のりであった。
 この造幣局では、博物館は平日、土日祝日も開館しているが、工場見学は平日のみである。また、自由見学とガイドツアーがあり、ガイドツアーは事前に電話予約したら、ハガキが届くので当日受付に提出する。
 10時30分からガイドツアー(90分)の始まりである。工場通路にトイレが無いと聞いた。頻尿者はトイレに駆け込んだ。
 まずは造幣局宣伝ビデオ上映、貨幣・勲章の製造工程を事前に見る。貨幣がジャラジャラと出てくる様子を見て、スロットの大当たりの錯覚に襲われた。
 さいたま支局は、池袋の東京支局から平成28年(2016年)10月に移転してきた。池袋中継所の出身者から、「サンシャインの裏に有ったんだよ」と懐かしの声が出た。
 お札は、国立印刷局で製造しており、近場では王子にある東京工場である。来局した半数の方が、造幣局でお札を製造していると思っていたとの説明でした。

 いよいよ工場の見学だが今日は工場のほとんどが動いてなくミニモニターとガイドの説明。
 さいたま支局での主な製造は通常貨幣ではなく「プルーフ貨幣」という美しさと輝きを半永久的に保つ収集家向けのものです。ここでの1円~500円貨幣セットの価格が1ケース7万円とのこと、貨幣として使用した場合は666円の価値です。
 また、勲章の製造も手作業が多く、厚労相から「現代の名工」として表彰された職人の顕微鏡での作業も見ることができる。
 この建物には博物館も併設されており、1枚10万円の記念硬貨や、江戸時代の大判、きらびやかな勲章などの展示に興奮。勲章の受章者の面々を見て「私には縁がない」と思っていたら、ガイドさんが「公益のために500万円以上の私財を寄付すれば紺綬褒章の対象になりますよ」と教えてくれた。宝くじにでも当たらない限り勲章を手にするのは無理だと思い知らされた。
 体験コーナーでは、千両箱・各貨幣の袋詰め重さを体験し、ねずみ小僧が20kgの千両箱を担いで屋根の上を飛び回っていたのか疑問に思った。
 帰りにショップで、ガイドさんに勧められた600円の「造幣せんべい」を購入。食べたら思っていたより美味しかったですよ。
 玄関前で記念撮影をしようとして砂利石に入っていたら、受付の方が駆けつけてきて「警報が鳴るので出て下さい」と注意された。ついでにカメラのシャッターを押してもらう。

 見学が終了し、懇親会の会場である「健康中華 青蓮(せいれん)」に12時30分に到着。
 お昼時で順番待ちしているサラリーマンを横目に、ゾロゾロと店内に侵入した。予約しておいて良かった。
 初めに高橋会長の挨拶で県外参加者(下記参照)と埼玉の行動計画を紹介し、続いて森支部長の挨拶と乾杯の音頭で懇親会が始まった。今まで懇親会だと居酒屋が定番であったが、本格的中華店は数十年ぶりです。久々の紹興酒ですが、飲みやすいが故に、過ぎると大変なことになることを思い出す。料理が美味しく感じたのは私だけでしょうか。予定時間も迫るなか、今泉会員の元気な締めで散会となった。

 造幣局見学参加者の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
埼玉地域懇談会では、色々な行事を計画しております。多くの皆様の参加をお願いします。

追伸
 聞いた話だけど、まだ飲み足りない11名は、大宮に繰り出しカラオケでお得意の歌を披露したようですよ。 

写真協力:石川  記:馬場

■参加者(24名)敬称略アイウエオ順
・南Ⅰ(3名)小野寺守、北埜利夫、太刀川健一、
・南Ⅱ(5名)飯島康弘、石津武、石津夫人、須藤享、高橋光男
・西 (8名)今泉信一、内田啓介、大山繁、岸勝、馬場仁、益子幸男、山野三男、吉岡元
・北 (3名)石川劜之、大塚健一、鶴淵正、
・県外(5名)片山征夫、小林守、小酒修、眞島充男、 森信夫
     (神奈川) (栃木) (支部)(東東京)(支部)